
ベリーダンサー、シャーラとして活動していますが、バックグラウンドが幅広いために自然とそれらを総合的に取りこんだオリジナルスタイルとなりました。
★モダンダンスから学んだこと
~インスピレーションをもとに踊る、自然を理想の美とする
イサドラ・ダンカン(1877-1927)
当時は舞踏家としてよりも、革命的な女性として有名だったといわれています。
彫刻家ロダンが「今世紀で最も偉大な女性」と賛美した、サンフランシスコ生まれのダンサーです。
ビクトリア朝の道徳の色濃い時代、世の女性たちがみなコルセットを締めていたころ、ギリシアの芸術からインスピレーションを得て、美しい自然なままの肉体を賛美し、ゆったりとしたシルクのギリシア風チュニックにサンダルといった姿で街を歩き、舞台上で踊り、その革新的なダンスであらゆる芸術家にインスピレーションを与えました。
当時は足首までの黒い水着しかなかったのを、膝丈までの風に揺れる可愛らしい水着を発明したり、
結婚をしないことで女性の自立と自由を示すといった、生き方すべてが革命的でした。
娯楽として存在していたダンスを、芸術の域まで高めた最初の女性であり、
「モダンダンスの母」と呼ばれています。
彼女のダンスは、ギリシア芸術と自然を理想の美とし、インスピレーションが降りてくるまで一晩中でもじっと待つ姿勢でひとつひとつの動きを苦労して生み出していきました。
「自然なものはみな美しいのです。」
「生活は根であり、芸術は花です。」
インスピレーションが降りてくるまでじっと待つという在り方、彼女の生き方、また、海、空、木々といった自然から学ぶことからは、限りなく影響を受け続けています。
このダンステクニックを私に直接教えて下さったのは、サンフランシスコ在住のメアリー佐野先生です。
日本に帰って間もなく、ある日初めてスタジオをのぞくと、シルクのチュニック(ギリシア風衣装)
を纏った先生がふわっと春風のように現れ、一面ギリシアの花園になってしまいました。
日本に毎年来日され、リサイタルやワークショップを開催されています。
http://www.duncandance.org/idhsj/index.html
http://www.duncandance.org/
大野一雄先生(1906〜)
http://www.kazuoohnodancestudio.com/japanese/
100歳を超えられてなお踊られている〜きっと夢の中でも〜世界中に熱狂的なファンを持つ舞踏家。
「舞踏」という日本で生まれた芸術の生みの親であり、その歴史を生きて来られた素晴らしい方です。
ロンドンで大野先生の存在を知りました。ブラジル、ドイツ、アメリカなど各国からの留学生にずいぶんと先生のことを聞かれましたが、私だけが何ひとつ、舞踏のことすら知らなかったのです。
その後、日本で初めて受けたレッスンは衝撃的でした。
木造のまるで教会のような清らかな空間のお稽古場にたどり着くと、世界中から先生を慕い、ダンサーや画家達が集まっていて、お稽古に参加する人、見学する人、踊る人々をひたすらスケッチしている人、大らかにそれぞれが好きなように参加しているのでした。あらゆる人を受け入れる先生の懐の深さなのでしょうね。
お稽古はいつもお話から始まるとのこと、初めて間近にみる先生はなんと、自作の素敵なベロアに花飾りの長く垂れ下がった帽子を被り、「みなさん、今日はこれです。旭川の熊です。」と熊の写真集を見せ始めました。
そして、「今日は熊になりましょう。」といってクラシックからタンゴから、次々と曲をかけるのでした。
熊も見た事もないのに熊を踊るなんて、それにクラシック音楽!?周りを見渡すと、皆ごろごろ床を転げ回ったり、驚きのあまり、私はもう自分がどうしたかも覚えていません。
けれども先生の、今思い出してもとても素敵な、さぞ舞台映えするだろうと思われる茶色のベロアの帽子や、優しい語り口、皆が心から慕い話に聞き入っている様子が胸に沁みました。何より先生が踊ると本当に熊のよう!
話すと、優しい心を持った熊の声を聞いているようでした。
それから何年も経ってこうして踊り、教えるようになると、その体験がどれほど素晴らしいギフトだったか知りました。
形よりも心で踊る「フリーダンス」を教えて下さった最初の先生であり、草木や動物、生き物の「いのち」を踊る姿を目の前で見せて下さった先生。先生のお稽古での言葉を集めた「稽古のことば」という著書が大好きです。
先生のあるがままの言葉、スピリットが綴られています。
エピソードはまだまだありますけれどもこの辺で。
love,SHALA
ベリーダンスから学んだこと~即興で踊る、エレメンツ(風、水、火、土)を踊る
ベリーダンスにおいて、素晴らしい師であったミシャールからは、即興で踊ることの素晴らしさと難しさの両方を学びました。
踊りといえば振付を習うあるいは作るものという意識から、瞬間ごとに自分で生み出すものという意識への移行はエキサイティングで、それによって「個性」を際立たせ、限りない「自由」を得ることができます。
少ないボキャブラリーを駆使して、つたなくても即興で踊ってみることから始まり、ひとつの時間を踊りをとおして生み出す~生徒さんたちともどんどんシェアしていきたい要素です。
また、自然界の要素をベリーダンスの動きをとおして表現すること~風や水、火や大地を細胞のすみずみまで感じて踊ること~は、私たちが自然の一部であることを思い出させ、大きな浄化の作用があり、こちらもワークショップ等でシェアしています。
アメリカ、モンタナ州ロッキー山脈のふもとの山小屋という大自然の中で、世界的に活躍するベリーダンサーのドンディとティターニャの姉妹から、エレメンツの集中ワークショップを受けたことは決定的でした。大自然にはすべての要素がありました。
朝起きると雪が大地を覆い、踊り終わって昼ごろになると、驚いたことに雪は解けていて草原は花々でいっぱい。
たんぽぽの綿毛がふわふわと飛ぶ中、裸足で草原の上を、蒼い空と雪山を眺めながら踊る。湖で遊び、夜は焚き火のそばで踊る。
そんな毎日だっだのですから!
私たちが自然の一部であることや、自然の美しさを伝えられるような踊りをしていきたいです。
他にも、自然のスピリットを讃えて踊るフラダンスや、動かずとも精神を伝えていく舞踏からも大きな影響を受けた結果、今のダンススタイルとなりました。
love,SHALA